2021年8月24日の日記
どうも~。
前回「また雑誌に漫画投稿します」と言ったんですけども…
ちょっとあのあと、本をいっぱい買って読んだんです。
そしたらその中の一冊に、「目標が達成できないのは、目標を達成したら実は困ることがあって無意識にブレーキをかけてしまっているから」という文があって、「もしかしたら自分の現状はこれなのかもしれない」と思い、改めて「なぜ漫画家になりたいのか」を分析してみました。
そしたら第一に「お金が欲しいから」が来る。
「漫画が描きたいから」ではなかったんです。早く家族の役に立てるようにならねば、という焦りの気持ちが大きかった。
でもそのせいで、お世話になろうとしていた出版社には「焦りすぎ」と言われ、「そんなにすぐに仕事はあげられません」と突きつけられてしまい、道がひとつ塞がれてしまった。
自分はどうしても早くお金が欲しかったんです。
そこから深堀りしていくと、「なぜお金を稼ぐ手段が漫画なのか」という疑問に当たります。これは、「自分には漫画しかないと思っているから」でした。
コミュニケーション能力が低くて、自信がない。でも唯一漫画だけは描ける。ならば漫画で稼げるようになるのが理想的。という三段論法ですね。
でもここで「目標へのブレーキ」がかかってしまっている。それはなぜなのか?
そしたら分かったのが「自分の描きたいものしか描けないから」という結論でした。
漫画を描いているうえで、自分が描きたいものを描けていないな、楽しめていないな、と思った瞬間にものすごく苦痛を覚える。でも、漫画家は描きたいものだけ描いているわけではない、と、短い短い商業活動で気づいてしまった。
要するに、
①「お金が欲しい」→
②「漫画で稼ぐしかない」→
③「でも自分が描きたくないものを描くのは苦痛」→
④「お金を稼ぐには描きたくないものを描くことも必要」→
①「でもやっぱりお金は欲しい」
というループ構造だったんです。
これをどこかで脱出しなければ、ずっと同じ所をぐるぐる回り続けることになります。
そこで見直す余地があるかもしれない、と思ったのが
②「漫画で稼ぐしかない」
です。
「漫画以外で稼げれば、漫画は好きなやつ描けるんじゃん!!!」
という論に行きついたんですね。
なんで今まで気づかなかったんだろうな~~~~~!!!!!
そんなわけで、職探ししてます。自分が無理なく長く働けて、漫画の活動に負担のかからないところを。
そして、いったん「漫画家」という夢は「凍結」ということになります。
自分も若くはありませんから、どこかで割り切る必要があったんだと思います。
ごめ~ん
という割り切りがあったので、「今、俺が本当に心から描きたいものってなんだろう」と考え、やっぱりこれだという気持ちで東方4コマを描いています。
それが、過去類を見ないくらいバチッとハマっています。見てくれる方も大幅に増えました。割り切りが、絵の仕上がりと更新頻度に作用したという感じですね。
自分は、これから何をやるかを口に出すと失敗しがちなので、あんまり今後の活動については書きませんが、ひとつだけ言うと、
「じくも」はここからが始まり。
お楽しみに。