平沢進+会人『会然TREK 2K20▼04 GHOST VENUE』を見た
この記事には平沢進+会人 『会然TREK 2K20▼04 GHOST VENUE』のネタバレが含まれています。
で、感情がクソデカになってしまって…
正直に言うと手放しに「よかった」と言えるライブではありませんでした。
なぜかというと、平沢さんの「老い」をかなり感じたからです。
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今回のライブはコロナの影響で無観客のストリーミング配信でした。
そうなるとライブやライブのYouTube中継ではありえないくらいに平沢進氏の歌っているところがアップで映されるんです。
するとまず気づく。「口の動きと歌が一致していない箇所がある」と。
さらには、高音を発声することができずリードボーカルを多用しているのがわかる。
もちろん自分で歌うパートもありましたが、いかにも調子が悪そうでした。
それで「ああ、もう自力だけで歌うのは辛い歳なんだ」と、嫌でも感じてしまった。
平沢さんももう66歳です。歌うのが厳しくなってくるのは当然といえば当然。
結局、ライブは最初から最後まで平沢さんへの心配を抱えて視聴しました。
このライブを見た人たちにはそれぞれの感想があるでしょう。
その中で自分は「平沢さんに無理をしてほしくない」と強く思った。
歌うのが厳しいなら『第6フォルマント』のような、朗読や過去の曲のアレンジなどでも自分は嬉しい。
ただ、ライブという場の特別性というのもあります。
もしかしたら自分が現地で見た『会然TREK2K20▼02』でも同じようにリードボーカルを使っていたかもしれません。でもライブは現地で見るとそんなことは気にならない。
平沢さん本人に会えて、他の観客と感情を共有できる。とても楽しい場です。
だからライブは続けてほしくもあって…
という具合にめちゃくちゃ悩んでしまいました。
本当はこういう文を書くのは望ましくないとも思うんですが、心配しているファンもいるんだと知ってもらえたらと思います。
平沢さんにはいつまでも元気でいてほしいです。